今晩は、しじーみです。
初発乳がんの事を振り返って書いています。
今日は乳がんと分かるまで・その3です。
この記事は10年前の体験を思い出しながら書いているので思い違いや、今の診察・治療・診断方法とは異なる場合がありますので参考程度に読んでくださいね!
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乳がんと分かるまで・その3
胸のしこりに気付き、ネットで乳腺外科のある病院を調べて診察を受けたしじーみさん。
触診・マンモグラフィー・エコー・細胞診を受けるも、マンモグラフィーでは腫瘍の位置が悪くてうまく画像に写らず、エコーでははっきりと腫瘍が映ったんですが、それのみでは悪性か良性かの判断はつかず。
注射器で腫瘍の細胞を採取したものの結果は来週ということで、結局しこりの正体は不明のまま帰宅することになりました。
後で調べて分かったんですが、私が受けたのは細胞診ではなく針生検だったようです。
細胞診は細い針でしこりの細胞を吸引・採取するそうで、穿刺吸引細胞診(せんしきゅういんさいぼうしん)といわれるそうです。
針が細いので局部麻酔が必要な程の痛みはないそう。
私が受けた針生検はコア針生検と吸引式乳房組織生検とあって、私はバネの力を利用して組織を切り取るコア針生検を受けました。
あー、だからバチンって凄い音がしたのか。
針生検はどちらも局部麻酔が必要になるので、痛みは全然感じませんでした。
局部麻酔を打つときの方が痛かった(笑)
翌日に検査部分の消毒が必要という事で次の日も診察がありましたが、検査結果は一週間後なのでとても不安な日々を過ごすこととなります。
人生の中で一番しんどい日々の始まりです。
胸のしこりに気付いてから再発治療をしている今までの中で、一番辛いと断言できる期間でした。
白黒はっきりしないことがこんなに辛いとは思いませんでしたよ~。
しかも自分の命にかかわること。
『若い人のガンは進行が早い』
ガンに対してテレビドラマや映画、ドキュメンタリーなんかの情報しか知らなかった私はそんな言葉が頭を過ります。
あれから再発してるけど、割と無事に10年経ってますけどね(笑)
昔だと初老と言われる年代に入ってきちゃったけどね!!
でもあの時はそんな未来を想像できないから全然眠れないし、食欲もわかない。
でも一緒に生活している両親にははっきりとした結果が出るまでは秘密にしていたので、気付かれないようにしなくちゃいけない。
ご飯を食べなくなったら直ぐに様子がおかしいとバレてしまうので、食べたよ。
グッとご飯を押し込んだよ!
でもそれも一週間の我慢!!
まだ悪性と決まったわけじゃないんだし、と自分を励ましながらなんとか迎えた診察日。
心臓バクバクさせながら診断の結果を聞きに行ったのですが、主治医からは思いもよらない言葉が出てきました。
「検査の結果なんだけど、ハッキリと悪性の有無を診断できなかったので、思い切って腫瘍を採って調べてみましょう」
うぇぇぇーっ!?
嘘でしょ!? また検査するの!?
……眠れない夜が延長となった日でした。
『乳がんと分かるまで・その4』へつづく