しじーみらいふ

再発乳がんに振り回されっぱなしの闘病記

乳がんと分かるまで・その2(回想録)

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こんにちは、しじーみです。

私は2010年の8月にシャワーを浴びていたら、自分の胸のしこりがあることに気付きました。

その後、9月にまさかの乳がん告知。

この記事は当時を振り返り、記事にしています。

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これは10年くらい前の話しになるので、今の検査の仕方や診察方法、治療とは若干異なる場合が御座いますので参考程度にとどめて下さいね!  

 

前回の記事は↓こちらから

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◆◇◆目次◆◇◆

 

 

自分は健康体だと信じて疑わなかった

十年以上も前の8月、しじーみさんは自分の胸にしこりがあることに気付きます。
それは本当に突然で、指で触れた感じでは1㎝以上の大きさがありました。
しかも石みたいに硬い!

どうしてこんな異変に気付けなかったんだろう。
自分の体に無頓着だったことへ後悔しつつ、慌ててネットで胸のしこりについて調べまくります。

そこで目に飛び込んできたのは『乳がん』という文字。

まさか自分が? という焦り。

それまでに私は、乳がん検診を受けた事がありませんでした。
当時はギリギリ30代。
それまで大きな病気も怪我もしたことはありません。
職場で受ける健康診断はいつも良好で、自分の健康に対して変な自信がありました。

なのに、もしかしたらガン?

え? 何?

頭の中はパニックです。
当時の私は、40歳になってから検診受ければいいかなぁ? とか

ガン保険も、40歳の誕生日とかに考えようかな、なんて考えてました。

自分はガンと無縁。

自分がガンになるなんて、1ミリもそんな想像していなかった。

だからこそ、しこりに気付いた時は全身の血の気が引きました。

 

胸のしこりは約80%のものは良性らしいけど

「とにかく病院へ行かなくちゃ!!」

病院なんて数年に一度ぐらいしかお世話になってこなかった私。
お陰で病院の知識、全くありません。
自分の胸にできたしこりを何処で診てもらえばいいのか分からず、涙目でヤフー先生に尋ねました。

すると乳腺外科を受診せよと情報を頂き、今度は乳腺外科のある病院を検索。
自分の休みと診察日が合う病院を見つけ、そこで受診することを決めます。

受診日は3日後。

あとはもう私のやれることなんて、受診日を待つくらいなわけです
でもね、これがもう落ち着かない(笑)
素人がいくら調べたってどうしようもないのに、ついついネットで胸のしこりについて検索しまくっちゃう。
これがもう、乳がんと告知されるまでの間ずーっとでした。
仕事から帰ってきたらPCを開き、胸のしこりについて調べる。

何度やっても出てくる内容は同じなのにね。

検索によると、胸のしこりの80%以上は良性とか、柔らかくてよく動くしこりは良性なんて情報が出てきましたね~。
でも画像では良性ぽくっても細胞を採取して調べると悪性だったりとか、そもそも腫瘍を作らないガンもあるとか『どっちなのよ!?』と思う情報も出てくる。
その度に自分のしこりを触ってみて、これは良性? 悪性? 答えのない問いをぐるぐる。
今思えば、かなり動揺してました。
しかもしじーみさん、当時は実家暮らし。
でも、親にギリギリまで黙ってたな~。
無駄に心配させる必要はないと思ってたんですよね。
この時点では、『このしこりは良性だ!!』って思いこもうとしてたから。
正体がはっきりと分かってからでいい。
そう思ってたし、何より一番動揺している自分にいっぱいいっぱいになってたし。
そんなこんなで、誰にも言わないまま診察日を迎えるのです。

 

いざ病院へ!

診察開始時間前に病院へ向かったのですが、その時は待合室に人はまばらでした。

でも私が受診票やら問診票を書いてるうちにどんどんと患者さんが増え、気付けば座る場所がないくらいになってました(汗)

え!? この人たち、みんな胸に何かしらの異常を感じて来てるの!?

患者さんの多さに驚きつつ、たまたま空いた席に座って自分の番が来るのを待つ。

これがね〜、全然呼ばれない!!(笑)

今なら分かるんだけど、乳腺外科の患者さんって何週間も前に次の診察の予約を入れるんだよね。
だって乳がんと告知されると、何年も通院することになるんだもん。
だからその人達の合間を縫って、私みたいな急患が診てもらえる。
そう簡単に順番は回ってこないのですよ。
一時間ぐらい経っても、待合室の患者さんは減らない。
自分の順番が全く読めないでいると、看護師さんに呼ばれました。
診察の前にマンモグラフィーを受けてきて下さいとのこと。

この時人生初のマンモを体験することになります。

 

初のマンモグラフィー

この時、初体験の検査。
いや、お名前も検査方法も存じ上げてはおりました。

あれですよね? チチを機械でグーっと挟むのですよね!

想像しただけで痛そうですよね!!

実際の乾燥は、よく分かりませんでした!(笑)

これがね、ちょっとしたアクシデントがあったんですよ。

検査の際は上半身裸になります。
技師さんに前掛けみたいな検査着を渡されて、それに着替えての検査。
レントゲンやCTの場合は金具のついた衣服を身に付けてなければ、裸にならずに検査できるんですよね。
でもマンモはチチを板状の器具に挟んで撮影するので、上半身裸での検査になります。
撮影の際は前掛けをずらし、撮影する側のチチを出す。
そして露出した方のチチを、縦から横から挟んで撮影します。

技師さんは、有難い事に女性の方でした。

器具にチチを挟む際に技師さんが胸に直接触れて寄せ集めするからねぇ。
偶然じゃなくて、病院の方針で女性なのかも。
技師さんに「胸のどの部分が気になりますか?」と聞かれ、実際に胸に触って「ここです」と説明して撮影開始なんですけどね。

これがもう、大変でした。

何故ならしこりの位置が悪くて、上手く挟めない!!

ちょうど胸の終わる境目というか端というか、とにかくしこりが挟みずらい場所にあったんです。
技師さんが一生懸命私の左胸を寄せ集め、途中まで自分の指ごと私の胸と一緒に撮影用の板の間に挟むわけですが、どうしても逃げてしまう。
何度も失敗して何度も胸を挟まれる私は汗だくになったけど、チチを寄せ集めして奮闘する技師さんも汗だく(笑)
失敗を繰り返し、それでもまぁまぁ妥協できそうな撮影ができて私も技師さんもホッとしました。

「痛かったでしょう? 何度も挟んでごめんなさい」

技師さんに謝られたけど、逆にこっちが申し訳ない気持ちになっちゃったよ。

余談ですが、技師さんと私が奮闘し力を合わせたマンモグラフィーの画像、乳がんの判定には全然使えませんでした(笑)

うぉーいっ!! 私たちの苦労は一体!?

あれから10年以上経った今では、拷問みたいに挟まなくてもいい検査方法がポツポツと出てきましたね。
体に負担のない検査方法助かる~!
だってマンモグラフィーはまだ普通の時はいいんだけど、生理の影響で胸が張ってる時は本当につらい。
マンモグラフィーを受けるなら出来るだけその日は避けたいけど、検診って数か月前に予約だったりするから大変だよね。

そんなこんなで、汗だくで終えたマンモは徒労に終わったのでした。

 

主治医と初対面

悪戦苦闘しながらマンモを終えたしじーみさん。
再び乳腺外科の待合室に戻ってきましたが、なかなか診察に呼ばれません。
診察を終え、待合室から一人、また一人と患者さんが消えていく。
結局ね、一番最後の診察で御座いました。
やっと会えた乳腺外科医は、そのまま私の主治医となります。

まぁこの時はまだ、ガンかどうか分からないのですけど。
先生は私が胸のしこりに気付いて診察を受けに来たと伝えると、「それじゃぁ診てみましょう」と触診し、エコーでもしこりを調べました。
エコー画像を私も一緒に見せてもらったのですが、どうやらしこりの中に水が溜まっているようだとのこと。
細胞も採って調べてみましょうとのことで、局部麻酔をされ、「え? それを胸に刺すの?」とビビってしまうくらいの注射器でしこりの細胞を採取されました。
局部麻酔のせいか痛みが無かったんですが、注射器からバチンって大きな音が怖かった。
エコー検査では悪性か良性か分からないってことで、細胞診の結果が出る来週に予約を取って帰宅しました。

直ぐに結果が分かると思っていたのに、お預け。

次の診察まで、悶々とした日々を過ごさねばなりませんよ(泣)

ま、次の予約以降も悶々とした日は続くんですけどね。 

 

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