しじーみらいふ

再発乳がんに振り回されっぱなしの闘病記

乳がんと分かるまで・その4(回想録)

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こんにちは、しじーみです。

初発の乳がんの時のことを振り返って書いています。

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書き始めたら告知されるまで、随分と長くなりそう。

うぉー、ちょっと予想外(笑)

初発の治療完了まで長い道のりになりそうですが、お付き合い頂ければと思います。

この記事は10年前の体験を思い出しながら書いているので思い違いや、今の診察・治療・診断方法とは異なる場合がありますので参考程度に読んでくださいね!

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◆◇◆目次◆◇◆

 

 

オープンバイオプシーという名の日帰り手術

しこりの細胞を、デッカイ注射器で採取する針生検を受けたしじーみさん。  

 

一体、このしこりの正体は何なのか?  

 

食欲がなくなり、眠れぬ夜を過ごしてやっと検査結果日を迎えたというのに、結果はグレー。  

なんですとぅ!?

またも良性とも悪性とも判断できないですとぅ!?

ガンの診断って、こんなに時間がかかるものなの!?

まさかの結果に戸惑うしじーみさん。

すると主治医からある提案がされます。

それは、日帰り手術でしこりと摘出して白黒ハッキリさせましょう! とのこと。

ひ、日帰り手術・・・

これまで病院なんて、数年に数度くらいしか行かない私。

いきなり日帰り手術なんてハードルが高すぎる・・・

主治医がおっしゃるには「まぁ良性かなとは思うんですが、そこそこの大きさもあるしね(2cm弱あった) 白黒ハッキリとさせるためにも、しこりを日帰りで摘出しましょう」だそう。

もちろんそのまま様子を見たいのであれば、それでも構わない……とは言われましたけどね。

怖くて様子見なんかできるはずない!!(笑)  

その場で2週間後に日帰り手術の予約を入れてもらいましたとさ。

やっとしこりの正体が分かると思ったのに、肩透かし。  

不安な夜が延長されてしまいました(笑)  

ちなみに日帰り手術と書いたのですが、正式には外科的生検(オープンバイオプシー)というものだそうです。

胸を切って腫瘍を摘出はするのですが、治療の手術ではなく、検査のための手術。

なのでね、当時加入していた疾病保険の適用にならなかったのよねー。

折角保険に加入してたのに!!と、ハンカチを噛み締めた瞬間でした(笑)

皆様、自分の保険がどのような条件になってるのか定期的に調べるの重要ですよ~。

ところでこの外科的生検って、今はあんまり行われないのかな?

私が受けた当時はブログ記事でいくつか同じ体験を読んだのですが、最近はあんありお目にかからないような?

あれから10年も経っているんだから、検査の精度も上がってきてるんでしょうかね?

私はマンモグラフィー・エコー・針生検をしても悪性か良性か判断が付かず、結局胸のしこりを摘出して判断することになったんですが。  

 

恐怖の両親への報告

さて、良性か悪性か検査するために日帰り手術を決めた私。

ここで一つ、問題があります。  

そうで御座います。

両親に胸に出来たしこりの検査に行ってるって話してないのですよー。  

確かね、外科的生検は胸切って腫瘍を摘出するから手術なんだけど、検査の意味合いが強いから手術の時のように家族の同意書は要らなかったような? 

だから内緒で日帰りで処置をしてもらい、後日結果が出てからでも大丈夫……

なわけないっ!!  

流石に胸を切ったら包帯とか巻くだろうし、痛み止めとかも服用するだろうし、なんなら切ったところを消毒したりとかあるだろうから、実家暮らしでは黙っていられない。

今まで乳がん治療に関して病院から渡された書類は全部保管してるんだけど、この外科的生検を受けるにあたって同意書とか見つからないんだよね〜。  

書いたんだっけかなー? 

何となく『両親に黙ったままでも受けられるけど、流石に胸切るんじゃ報告しないわけにもいかないよなぁ……』と思ってた記憶があるんだけど。  

 

うーん。  

 

ま、同意書のことは置いといて。 

流石に一緒に暮らしてたら胸切ったの、バレるだろう。

とうとう観念しました。

病院から帰ったこの日、初めて両親に胸にしこりが出来てること、検査の為に病院に行ってること、マンモグラフィー・エコー・針生検を受けたけどはっきりと良性と言えないこと。

しっかりと調べる為に日帰り手術でしこりを摘出すること。

その予約をしてきたこと。

全部話しました。

まぁ、怒られるよね。 

「なんで黙ってたの!!」って。

でも隠す必要がなくなって、私はスッキリ。

日帰り手術日は両親も同行するということで、話がまとまりました。

この時の雰囲気は『大した事じゃないでしょ』って深刻じゃありませんでした。  

まぁ、後に『乳がん』と告知されてしまうのですが。  

両親にしこりの事を伝えた事で、少しだけ心が軽くなったしじーみさん。  

ちなみに検査続きで病院に行くたびに一万円前後のお金が飛んでいき、それまで殆ど病院のお世話になっていなかった私は医療費の高さにビックリし、急激に軽くなっていく財布に涙目になるのでした。  

今だとそれでも可愛いモン。  

抗がん剤って本当にお金がかかるから、心身的にも経済的にも早くおさらばしたい治療だわね。  

 

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