しじーみらいふ

再発乳がんに振り回されっぱなしの闘病記

とうとう捕まったかという感覚【再発乳がん闘病記3】

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※この記事は再発が分かった直後の振り返りです。

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肺転移確定

CT検査で肺転移が確定した私。

「来週からドセタキセルハーセプチンで治療を開始しようと思います」

問診する医者の写真

早速治療を開始しようと言う主治医に私は少しだけ猶予を頂きました。

だって、先月まではもうすぐノルバデックスの服用もおわるかなぁって思ってましたもん。

それが再び抗がん剤治って、頭が追いつかない。

それに抗がん剤治療となれば、職場に相談して色々と調整してもらわなくちゃいけないし。

独身だから、何かあった時のために親へも報告しなくちゃいけないよな。

やだなぁ。

また親に心配かけちゃうなぁ。

そんなことばかり考えてました。

主治医との診察の後にこれから始まる抗がん剤治療について説明がありました。

どんな薬で、どういうスケジュールで投与して、こういう副作用があって・・・

一通り説明が終わったあと、「大丈夫ですか?」と心配そうに声をかけてくれる看護師さん。

条件反射みたいに「大丈夫です」と答えてました。

今振り返れば「いやいや肺転移してるって言われたんだよ?大丈夫なわけないじゃん!」って思うんですけどね。

社会人になるとさ、大丈夫って言葉には大丈夫って返しちゃうよね〜。

強がりとかじゃなく、そう返すのが当たり前みたいになってた。

 

 

ショックだけど涙は出ず

再発告知は初発の時よりもショックだといいますが、本当にそうですね。

なんかもうショックが大きすぎて、3日ほど食欲がなくなりました。

EC療法を受けてた時に牛丼が食べたいと思った私が、この時ばかりは何も食べたいと思えない。

おすし

なんだかゴソッと全身から力が抜けてしまって、重力に抗うのが辛かったですね。

当時のこと、よーく覚えてます。

身内が気分転換に上野動物園に連れて行ってくれたけど、これが最後の動物円かも知れない・・・なんて思ってました。

あ、その後にまた上野動物園に行ったし、他の動物園にも行ってるんですけどね。

当時は「人生終わった」と思ってました。

でも不思議なことに、涙は出ないんですよね。

あー、そうか。

とうとう捕まったかー。

空に手をのばす

そんな感じで、これからどうなるんだろうかと思うばかりでした。

続きます。

 

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