初めての手術入院が乳がんだった
乳がんと告知されるまでの私は大した病気もせず、職場の健康診断では常に問題ナシで病院も数年に1度お世話になるくらいだった。
それが乳がん告知をされて一転。
初めての手術入院となったわけです。
自分が『乳がん』と告知されてショックだったところに、追い打ちをかけるように人生初の手術と抗がん剤治療の説明。
いや~、震えましたね。
だって手術も抗がん剤治療も怖いじゃないの!
ドラマや映画、小説等で得た知識では辛いイメージしかないのよ?
頭の中は『怖い』『嫌だ』で一杯よ!
でも何とか治療を受けられたのは、同病者の方のブログを読んだから。
治療の一通りの流れとか、どんな副作用が出るとか、こんな対処法があるよ~なんて情報を得られたお陰で『私もやるぞ!』という気持ちになれたんだよね。
本当に有難かった。
わ、私のブログもそんなブログになれたらいいな。
何歳になっても親にとって子は子供のまま
さて、私が初めて手術入院した時は37歳の時でした。
病室は1人部屋が空いておらず大部屋を選択したのですが、同室の方は母親に近い年齢ばかりでした。
だから皆さん私が付き添いで母が入院すると思ってたみたい。
母が「娘がお世話になります」と周りに挨拶したら、皆さんちょっと驚いてました。
まぁ、そりゃそうだよね。
私だって病室に自分の年齢に近い人が1人もいなくで凹んだもの。
やっぱり30代で乳がんになる人は少ないんだ。
なんで私は乳がんになってしまったんだろうって。
本当なら逆じゃない?とか。
ガンになったのが家族の誰かじゃなく自分で良かった……なんて思えるほど、自分はできた人間ではないのでね。
そんな卑屈なことも考えてしまうわけです。
ま、時間が経つにつれて「私のせいじゃないも~ん!」と思えるようになるのですけど。
それにしても親にとって子供って何歳になっても子供のままなんですね。
入院時の荷物を詰めたボストンバッグを持ってくれようとしたり、入院する私より先に同室の方に挨拶したり。
いやいやいや、貴方の娘、もう30をとっくに超えてんのよ?
全部1人でできますよ!!
そういうものの、いいからいいからとあれこれやってくれようとする。
それが有難くもあり、煩わしくもあり。
その後、40代後半になっても手術入院をすることになったのですが、その時もかなり心配させてしまったので、もう手術入院は終わりであって欲しい。
↓退院が不安だと思ったこと