新たな治療
※この記事は2015年に乳がんが肺転移した当時を振り返っています。現在は両肺の腫瘍を手術で切除したので治療は小休止中です。
ドセタキセル+ハーセプチンで腫瘍を消す事はできなかったものの、縮小させることはできたしじーみさん。
三ヵ月の休薬を挟んだらしっかりと増悪したので(笑)、新たな治療を開始!
次に選ばれたのはゼローダ&タイケルブの服用でした。
↓前回の記事はこちら
デカすぎる錠剤タイケルブ
人によって変わるようなのですが、私は朝食後にタイケルブ5錠とゼローダを4錠、夕食後にゼローダのみを4錠というのを3週間、残り一週間はタイケルブのみを服用で1クールでした。
その他にゼローダの副作用である手足症候群予防の為に毎食後ピドキサールを1錠服用し、保湿クリームも処方されてました。
ゼローダ&タイケルブを内服するのに一番苦しむのが、その錠剤の大きさ!
いや本当に大きいよ?
ゼローダさんもそれなりに大きいな~と思うけど、タイケルブは想像の遥か上をいく大きさ。
なにか大きさの分かるような画像残ってないかしら?と漁ってみたら、ありましたよ!
当時、薬の大きさを比較してる画像を残してました(笑)
一番小さいのがピドキサールというビタミンB6の錠剤。真ん中がゼローダ様。そして一番大きいのが、キングのタイケルブです。
こうしてみると、タイケルブって10玉と同じくらいの横幅だよね?
これを毎朝5錠飲むんだから、錠剤が苦手な人は本当に苦痛だと思う。
私はピドキサールくらいの大きさなら水なしでも飲めてしまう人なので、タイケルブもそんなに苦痛じゃなかったけど、ゼローダも4錠だもんねぇ。
朝食後にゼローダ4錠とタイケルブ5錠にピドキサール1錠、昼食後にピドキサール1錠、夕食後にゼローダ4錠とピドキサール1錠のトータルのトータル16錠。
もう薬飲むだけでお腹いっぱいでした。
ゼローダは3週間服用して一週間休薬があったけど、タイケルブは毎日だったから錠剤は苦痛じゃなくても憂鬱にはなりましたね。
あと意外に大変なのが薬の管理。
朝飲み忘れたり、夜飲み忘れたり、飲んだかどうだか分からなくなったり……なんてありました(笑)
一応それを防ぐために一日分を小分けしておいたり、飲んだ時はメモしたりしたんだけど、やっぱり分からなくなる時はあるわけで……
私の主治医は「飲んだかどうか分からなくなった時は、飲まなくていいですよ」と言ってくれたので、有難くその言葉に従いました。
あと朝食が食べられなかった場合はどうすればいいのか聞いたら、「まぁ仕事の関係で、お昼に起きる人もいるからねぇ……」という回答を頂いたので、そこは良きに計らいました(笑)
私のゼローダ&タイケルブの副作用
当時、副作用対策に同じ薬を服用している方のブログを参考にさせて頂いてたのですが、やっぱり大なり小なり手足症候群の症状が皆さん出てましたね。
手足が真っ赤になったり、痺れが出たり、皮が剥けたりと主に皮膚障害が出るようです。
私は皮が剥けるほどの症状はなかったですが、手足が真っ赤になったり、両足の裏がピリピリしてるような感覚はありました。
上の錠剤の比較写真で手が真っ赤になってますが、それも手足症候群の影響です。
痒くなったりってのはなかったんですが、少し熱は持ってました。
なので他人が私の手に触れると熱いので「熱があるんじゃないの!?」と心配されたもんです(笑)
バイトしようとして断念
こんな感じで副作用はあったもののドセタキセルの比ではなく、体調も悪くなかったのでこの期間中に求職活動をしようと思ってました。
それまで支給されていた傷病手当金が間もなく切れようとしていましたからね。
今度は受給期間延長をしていた失業手当の手続きをしようと思っていたわけです。
siji-milife.xyz失業手当金を受給しながらのんびりと職探しをして、自分にあった働き方を模索していこう。
そう考えていたんですがねぇ……
実はゼローダ&タイケルブでの治療2クール目辺りだったかな。
しじーみさん、椎間板ヘルニアになりましてとても働ける状態じゃなくなりました。
これが本当に痛くて、痛み止めもあまり効かず本当に地獄で御座いました。
抗がん剤での副作用はそれほど辛くなかったのに、ヘルニアが眠れぬほどに痛すぎて今までの中で一番絶望を感じていた時期でもあります。
痛みって本当に病む。
痛み止めを使いすぎるとよくないなんて噂を聞きますが、効く薬があるなら迷わず使おうと決心した時でもあります。そして後に肺の手術を2回行った時、この時の決意通りに痛い時は迷わず看護師さんに痛み止めをプッシュしてもらいました。
ま、その話は置いといて。
何だかんだと1年使い続けたゼローダ&タイケルブですが、腫瘍の成長を遅らせることはできたものの増悪してしまったので残念ながら服用中止となりました。
副作用で一番気になったこと
ゼローダ&タイケルブの副作用で嫌だなぁと思ったのが、手足の指先がどす黒くなったこと!
ドセタキセルでも色素沈着があって日焼けしたみたいになったけど、ゼローダの副作用による手足の黒さは日に焼けた黒さとちょっと違う。
日焼けの関係ない足の爪なんかも黒くなってしまって、ドセタキセルみたいに爪が脆くなって割れたりなんてのはなかったんだけど、スキンカラーや明るめのマニキュアを塗って誤魔化してました。
この時は滅多にしないペディキュアをしてたなぁ……
これも保湿が重要とのことなので最初は処方された保湿クリームを塗ってたんだけど、それよりも私にはワセリンが合ってたので、途中からはワセリンに変えました。
ドセタキセルの爪障害もそうだけど、ゼローダの皮膚障害もやっぱり保湿が肝らしいので毎日のお手入れをお忘れなく。
このタイケルブ、残念ながら私にはあんまり効果が無かったようです。
、今後どんな治療をするか話しをする時にカドサイラやハーセプチン+パージェタをまた使ってみようという話はでるんですが、ゼローダ&タイケルブだけは除外になってます(笑)
人によって効果のある薬って変わるから、実際に試してみないと分からないのがネックだよねぇ……
サクッと副作用がなくてみんなに効果のある薬を早く開発しておくれ。
以上、参考になるか分からないしじーみさんのゼローダ&タイケルブ振り返りでした!
↓しじーみ乳がん闘病記一覧