しじーみらいふ

再発乳がんに振り回されっぱなしの闘病記

自分の卑屈さに呆れたこと

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再発乳がんで失ったもの

2015年に乳がんが再発してから、そらもう色々と失くしましたねぇ……

職は失ったし(自ら退職したのですが)、貯金はみるみる減ったし、体力は落ちたし、髪の毛のボリュームは治療前に戻らないし。

片乳の一部を切っただけじゃなく、両肺も切除したしね。

まぁ寿命と引き換えと思えば安いもの……

なんて思えねぇ!!

寿命の値段、高すぎ。

シンドイ。

途中で何度、治療の意味を見出せずに迷子になったことか(笑)

そらもう、時々卑屈な自分が出てきても自然なこと……だよね?

 

勝手に他人を悪者にする自分

肺の手術を決める少し前くらいから『なるようにしかならない』と、どんな結果でも受け止めることにしていた私。

治療に関して無になりつつありました。

手術のお陰で画像上腫瘍を消す事に成功した今は『折角だからやりたいことをやろう』と、まぁまぁポジティブに考えております。

が、久しぶりに外に働きに出て色々な人と接するようになると、卑屈な部分がひょっこり顔を出す。

私が抗がん剤治療中で体が思うように動かせない時、この人は働いて貯金できたり楽しい場所へ訪れてドンドン世界を広げてたんだよなーとか。

自分と同じ年なのに、この人は私よりもずっと若々しい。

あ~、きっと他の人達には実年齢よりも老けて見えるとか、結婚してないなんてどっかに問題があるのね!とか、なんでフルタイムで働いてないの?等々、色々と思われてるんだろうなぁ……

なーんて勝手に想像した後で、ハッとする。

まてまて、なにを勝手に相手を嫌な人にしてるんだ?

あの人もあの人も、そんなこと考えるような人じゃないよね。

少なくても私よりは良い人。

何より仕事仲間なだけの私にそんなに興味ないよね。

だって私もそんなに興味ないし(笑)

勝手に他人を悪者にするのは止めよう。

自分の卑屈な妄想にストップして、明日もまた頑張ろうと思います。