主治医から『改めて病理を調べる為に、手術で片方の腫瘍をとってみませんか?』と晴天の霹靂な提案を受けた、昨年。
再発治療開始から5年以上が経過した腫瘍は、抗がん剤で成長を遅くすることはできたけど縮小させることはできず、まぁそれなりに大きくなっていた。
まだ腫瘍が悪さをしてはいなかったけど、肺に水が溜まったり咳が出たり、そんな症状が今後出る可能性もある。
だから病理を調べるついでに腫瘍もとっちまおう!ってことだった。
幸いにも再発治療が始まってから今日まで新たな転移がなかったから、できた選択。
そして今後再発しないとは限らないので、今の状況では最善かどうかは分からない。
いやー、でもね。
それでも今回の手術で一時でも画像上から腫瘍が消えると思うと、そりゃぁちょっと心が弾んだりもします。
ただ、それに払う代償はかなり大きいです。
両肺から腫瘍を切除する分、機能が低下するわけですから。
自分で選んだ道とはいえ憂鬱だな~と思う気持ち半分。
これでヤツ(腫瘍)とのラストバトルかもしれないと思うと、ワクワクする気持ち半分。
なんとも不思議な今の気持ちです。