しじーみさんは2020年の初夏に肺の手術をしました。 今はその時のことを振り返って書いています。
今回はとうとう退院までを振り返り。
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術後4日目~退院
術後初めて脂汗をかくくらいの痛みに襲われたしじーみさん。
その日以来、我慢するということはやめて「あれ? これは……」というような痛みが発生したら迷わず看護師さんに局部麻酔を追加でワンプッシュして頂くようになりました。
お陰で痛みに関しては上手くコントロールできるようになって、精神的にもかなり楽に。
4日目にはドレーンも抜けて更に体が動かしやすくなると、かなり体が楽になりまいた。
いや、肺のドレーンって結構太いんですよね。
確か1㎝くらいあったような気がする……それが体の中に挿入されてるんだから、そりゃ邪魔なワケですよ。
しかもそのチューブが横になると何処かに触ってしまうようで、地味に痛い。
このドレーンが抜けるまでは上半身を少し起こしてないと辛いので、電動ベッドで細かく上半身の高さを調節して寝てました。
寝返りするにも片方からはドレーンが生えてるし、首には大きな注射器みたいなのが入った巾着をさげ、そこから局部麻酔が背中に刺さってるチューブを通って流れている。
自分の足でトイレも売店も行けるけど、よく考えてみるとまだまだチューブだらけだったな(笑)
でもそのドレーンが抜けると、劇的に体調が戻ってくる。
私の場合は痛みがどんどん引いて局部麻酔をワンプッシュしなもらう回数は減ったし、それまでずっと37.5度を先後していた熱も平熱に戻りました。
そしてドレーンが抜けた丁度その日は週末で、同室の患者さんが退院して行ったり一時帰宅したりでなんとしじーみさん一人になったんですよ!!
大きなお部屋に一人……通路側だけカーテン以外は開け放題ですよ(笑)
しかも同室の人が抗がん剤治療中だったので我慢してたコーヒー、誰もいないから病室で飲めちゃうぞ!!
同室の方たちは皆いい人で、多分コーヒーとか病室で飲んでも怒られたりしないと思うんだけど、抗がん剤治療の為に入院してると聞いたら、やっぱり匂いの強いコーヒーは遠慮しちゃう。
自分もECとかドセタキセルでの治療中は強い匂い、ダメだったからね。
でも誰もいないなら、遠慮は必要ない。
広ーい部屋で一人、久しぶりに飲むコンビニコーヒーはとっても美味しかったです。
この頃には術後からずっとぼんやりしていた頭がスッキリして、自分のブログ(旧ブログ)をゆっくり見る余裕も出てきました。
一応、入院中もちょこちょことブログを更新してたんですが、書こうとスマホを持っても頭がよく回らなずに何分もボーっとスマホ画面を眺めてるなんてこともしばしば。 でも同室の患者さんが外泊から戻ってくる朝にモーニングコンビニコーヒーを楽しみながらじっくりとブログを眺めてると、応援コメントやメッセージ、拍手とか沢山して頂いてて勇気づけられました。
本当にブログやっててよかった。
ドレーンが抜けた二日後には局部麻酔もとれ、そうなると更に回復は加速して入院中に術後の経過を診るために撮ったレントゲンは問題ナシ、ちょっと脈が早いので念のために心エコー&心電図も問題ナシ。
歩くと直ぐに息切れはするものの術後は良好で、手術から7日目には退院となりました。
術前の検査の為の入院も入れると2週間。
肺を切ってるのにそのくらいで退院できちゃうことにビックリです。
その後はお陰様でかなり体力が回復し、お散歩に行っても坂道を登っても息切れはしなくなりました。
まさか人生で2度も手術を体験することになるとは思わなかったなー。
この手術は寛解を目指すものじゃないし、もう一方の肺には腫瘍があってまだまだ治療は続くんだけど、何となくいい方向に向かってるんじゃない?と思えてる現在です。
ここまで振り返りお付き合い頂き、有難うございました。
翌年に手術お代わりしました(汗)