今晩は、しじーみです。
胸のしこりに気付いてから乳がんと告知された時のことを振り返り、書いております。
この記事は10年前の体験を思い出しながら書いているので思い違いや、今の診察・治療・診断方法とは異なる場合がありますので参考程度に読んでくださいね!
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術前化学療法をどうする?
主治医が取り合えず、1ヵ月後に手術を仮押さえしてくれました。
1ヵ月というと、かなりの猶予がある気がしますね?
でもね、実際はあっという間。
セカンドオピニオンどうする?
どう治療方針を決めるのがいいの?
あー、両親の報告もしなくちゃ・・・
何より仕事をどうする!?
もうねやらなくちゃいけないこと盛りだくさんで、1ヵ月じゃ全然足らない!!
まずは職場の上司と話し合い。
できれば治療をしつつ仕事を続けたいと申し出ると、なんとか両立できるようにしましょうとのお答え。
有難い!
セカンドオピニオンは、もともと考えてなかった(笑)
抗がん剤治療も決心。
後はもう手術を待つのみ!!
と、その前に。
乳がんと告知された直後、遠隔転移がないか造影剤使用でCT検査と骨シンチを行っていました。
治療について主治医と話をする予定だった診察日、その検査結果も知らされたんですが、なんとなんと、腋下リンパに一個だけ腫瘍があったので御座います!!
ま、マジかーっ!!
大きさは5mm程度で、触ってみると「あ? これ?」と分かるくらい。
この時点で暫定の乳がんステージが、2aから2bに。
ちなみにステージ2aというのは、しこりのサイズが2cm以下で他に転移がない場合、ステージ2cmはしこりのサイズが2cm以下でリンパ節に転移がある場合だと当時は説明されました。
もう10年前のことだから念のためにネットでステージの分類調べてみたら、ステージ2aと2bの分類は書いてある記事によって微妙に違うみたい。
このステージってあくまで進行度合いの目安で、生存率とかは各個人によって違うので参考程度にとどめて下さいまし。
でもね、当時はやっぱり生存率は気になっちゃうよねぇ〜。
恐る恐る2bの生存率は5年で約80%くらい。
ちなみに再発して乳がんが肺に転移したと分かった時に聞いたビクビクしながら主治医に生存率を聞いたら、3年で50%で御座いました。
5年となると……ね?
だけど特に症状もなく(薬の副作用はあるけれど)余裕で5年生存してますので(肺の手術もしたけど)、ステージによっての生存率は本当に個人によって違うんですよね。
だから生存率にはあんまり囚われて欲しくないなーというのが、今の私の感想です。
で、腋下に腫瘍があると検査で分かったしじーみさん。
主治医から「術前化学療法をやる?」と聞かれました。
この術前化学療法とは手術する前に抗がん剤治療をすることで、そのままでは乳房温存手術難しかったのを可能にしたり、腫瘍が小さくなることで患者さんのやる気に繋がったりします。
私は既に検査で腫瘍を摘出してたので、追加の手術で周辺も切り取って乳がんが残ってないか調べ、術後に抗がん剤、放射線治療を行う予定でした。
でも脇下リンパにまだ腫瘍があることで、この術前化学療法の話しが出たのであります。
ただ化学療法を術前に行おうが術後に行おうが、生存率は同じ。
術前化学療法を受けるメリットは、腫瘍があるので薬の効果が分かること。
デメリットは薬によって腫瘍が小さくならなかった場合、手術にて摘出する部分が大きくなってしまう可能性もあること。
主治医に「どうする?」と尋ねられ、私はちょっと悩んだのですが術後に抗がん剤治療をすることに決めました。
理由は、もともとそのつもりでいたので心の準備が出来てないってのと、一つ心配事があったからなんです。
それはね、虫歯!!
抗がん剤治療が始まると、薬の種類によっては白血球が下がったり血が止まりにくかったりするので歯の治療を受けられない場合があります。
そしてね、虫歯があることで口内炎のリスクが高まったりするらしいのです。
病院によっては抗がん剤治療前に虫歯治療を済ませるように指示するみたいなんですが、今思うとそんなに神経質になる必要もなかったのかな?
でも当時の私は、出来るだけ万全の体制で抗がん剤を受けたい!!
抗がん剤を受ける前に奥歯の虫歯を治療しておきたかったんです。
なのでその場で「術後でお願いします」と決めました(笑)
同時に手術前後に虫歯治療してもOKか確認もして虫歯治療も始め、あとは手術日を待つだけとなりました。
とりあえず回想録は一回ここで切らせて頂きます。
お付き合い、有難う御座いました!
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